JR・近鉄桑名駅から徒歩3分 フレンチ&イタリアンをベースにした少人数制料理教室&ワインのクラス
2月のワインのクラス テーマは「イタリア各地のオレンジワインと...」
最近はすっかり身近になった「オレンジワイン」ですが、品種や造りに注目しながら 飲み比べてみましょう…ということで、イタリアの各地から取り揃えてみました。 そして、ちょっと勉強らしく「SO2無添加」についてどう考えるかもテーマに。 (SO2無添加に拘り、本来の美味しさが失われているワイン、劣化しているワイン は、きちんと見分けることが大切だと思っています。) ワインリスト 1. Foeminae Pinot Grigio 2022年 /Fabulas フォエミネ ピノ・グリージョ/ファビュラス
◇産地:アブルッツオ Terre di Chieti IGT ◇品種:ピノ・グリージョ85%、その他15%
◇醸造:カモミールと地元の植物「スラ」の花粉由来の自生酵母で発酵。除梗後フードル(大樽)で発酵
その後、アンフォラと木樽で3~5ヶ月熟成。SO2は瓶詰め時に少量、トータル107mg/ℓ
2.Malvasia Bianca Orange Ancestral Biodynamic Nature 2022年/ Lunaria
◇産地:アブルッツォ ◇品種:マルヴァジア100% ルナーリアは30年以上前から無農薬栽培を行う協同組合
◇醸造:伝統的棚仕立て「La Pergola Abruzzese」自生酵母で自然発酵、アンセストラル製法を利用し
SO2無添加で醸造、MLFなし。無濾過・無清澄で瓶詰。総SO2検出なし。
3.Anatrino Toscana Bianco 2022年/Carlo Tanganelli カルロ タンガネッリ
◇産地:トスカーナIGT ◇品種:トレッビアーノ
◇醸造: 自然酵母で発酵、マセラシオンを4日間施し、9ヶ月間以上ステンレスタンクで熟成。
4.Campo di Ponte 2021年/Il Maiolo カンポ ディ ポンテ/ イル マイオーロ
◇産地:エミリア ロマーニャ IGT ◇品種:オルトゥルーゴ、
マルヴァジーア ディ カンディア、モスカート、マルサンヌ、シャルドネ、ソーヴィニョン
◇醸造:手摘み収穫、約3週間皮ごとの醸し醗酵を行い、グラスファイバー製タンクにて醗酵の
続きと熟成を行い、澱引き後ノンフィルター&酸化防止剤無添加にて瓶詰め。
5.Pinot Grigio Kellerei 2022年/Tramin トラミン ピノ グリージョ
◇産地:D.O.C. アルト・アディジェ 品種:ピノ・グリージョ100%
◇醸造:ステンレスタンクで発酵、澱と共に4ヶ月熟成
6.Spumante Pinot Grigio 2022年/Fabulas スプマンテ ピノ・グリージョ/ファビュラス
◇産地:アブルッツオ Vino Spumante
◇品種:ピノ・グリージョ 100%(手摘み/平均23年) SO2無添加 トータル:8mg/L
◇醸造:収穫後、ステンレスタンクで4 ~ 6時間醸し、プレス。50hlのステンレスタンクで自生酵母に
より発酵。糖が残った状態で瓶詰めし、瓶内発酵・熟成。無濾過・無清澄。(デゴジュルマンなし)
今月はワインのクラスを2回開催し、同じアイテムをお出ししました。 結果、一番人気が高かったのは、1.のピノグリ。花梨や白桃の香りに、豊かな果実味と 酸味、余韻の苦みのバランスがとてもよくて。 4.は、第一印象はよかったのに、空気に触れれば触れるほど・・・。難しい。 やはり、醸造法を見ると、劣化しやすい要素が多いと思う次第。 2.は個人的に好きなワイン。(BOXワインも出していて、コスパも高いものも!) 流行りの造り…ではなく、その土地に合った「独特の拘り製法」が興味深い。 料理は、ホタルイカと八朔と春野菜、焼きブランダートのサラダ仕立て 豚肩ロースと八朔とスパイスのブレゼ、八朔とチョコレートの軽いケーキ
どの料理にも、ほの苦さがアクセントになっているので、オレンジワインの苦みに
合うのではと…。美味しく楽しんでいただけていたら嬉しいです。
大手出版会社勤務を経て料理研究家に転身。大阪の有名調理師専門学校、パリのリッツで西洋料理を学ぶ。毎年フランス各地で郷土料理・家庭料理を学びレシピ開発に活かす。提案するレシピは、身近な素材を活かした「手軽に作れるおしゃれな料理、ワインが美味しく楽しめる料理」がコンセプト。
JSA認定ワインエキスパート・エクセレンス JSA認定SAKE DIPLOMA
日本ソムリエ協会三重支部役員