JR・近鉄桑名駅から徒歩3分 フレンチ&イタリアンをベースにした少人数制料理教室&ワインのクラス
12月の平日のワインのクラス テーマは「Bourgogne とBeaujolais」11月のワインのクラスでお出ししたボージョレ ヌーボーが予想外に美味しかったので、平日参加の皆さんにも飲んでいただこうと…。 ガメイでもピノ・ノワール寄りのサンタムールを加えて、ブルゴーニュのPNと比較 するのも面白いかな…ということで、今回のリストをご用意。
1.Beaujolais Villages Nouveau 2023年/Domaine du Chapitreドメーヌ デュ シャピトル
◇産地:AOC Beaujolais Villages ◇品種:ガメイ100%
◇醸造:地球環境に配慮したサステイナブル(持続可能)に取り組み、フランス農水省による最高クラスの
環境認証〈HVE〉(Haute Valeur Environnemental)において最も厳しいレベル3を取得
2.St Amour Une Tranche d'Amour 2020年/Philippe Jambon
◇産地:AOC St Amour ◇品種:ガメイ100% ビオディナミ
3. Bourgogne Pinot Noir 2019年/Louis Signac ルイ・シニャック
◇産地:AOC Bourgogne ◇品種:ピノ・ノワール100%
ルイ・シニャックは、ブルゴーニュワインのネゴシアンとしても活動するドメーヌ・ド・ロシュバンが
取り扱う、複数のブランドのうちのひとつ。
4.Fixin Rouge “Coeur de Violette” 2017年/ Frederic Magnien
◇産地:AOC Fixin ◇ピノ・ノワール100%
◇醸造:ジュヴレ・シャンベルタン寄りに位置する5区画のアッサンブラージュ。その全ての区画は
石灰含有量が多いのでミネラル感が強く出て、黒系果実ではなく、赤系果実の繊細でフレッシュな印象になる。
古バリックで14ヶ月熟成後、アッサンブラージュ。
5.京丹後産サペラヴィスパークリング 2020年/丹波ワイン
◇産地:京都府京丹後市 ◇品種:サペラヴィ(京都産)100%
1.~4.のブラインドテイスティングでは、ワインのお好みがご参加メンバー全員
異なる…という面白い結果に。
1.2.のワインに関しては、11月のクラスでもお出ししたので、コメントは割愛。
3.は少し紫を帯びた明るいルビーカラー。ベリー系にプラス、赤いバラの香り
紅茶葉や甘草、ほんのりバニラの香り。果実の凝縮感と酸と、柔らかい渋みのバランス
がよくて、後味に甘みと苦味を感じる。
4.は、少し褐色が入り始めた濃いめのルビー。ラズベリーやスミレの香りから
温度があがると腐葉土、紅茶葉の香り、複雑味があり、バランスよくて長い余韻に
たっぷりのベリーを感じる。
料理は…
苺と生ハムと季節野菜のサラダ、鱈のポワレ ポテトピュレとタプナードソース
豚バラ肉のハーブパン粉焼き、スパイスショコラケーキ デザートと一緒にお出ししたのは、日本のスパークリング。 サペラヴィの色の濃さからはイメージできない、軽やかな味わいながら酸が落ち着いて いるので、チョコレートケーキとも楽しめるワインでした。 日本ワイン、飲むたびに感じるのが、バラエティの豊かさと品質の高まり。 このサペラヴィスパークリング、ワイン初心者の方にもお薦めです!
大手出版会社勤務を経て料理研究家に転身。大阪の有名調理師専門学校、パリのリッツで西洋料理を学ぶ。毎年フランス各地で郷土料理・家庭料理を学びレシピ開発に活かす。提案するレシピは、身近な素材を活かした「手軽に作れるおしゃれな料理、ワインが美味しく楽しめる料理」がコンセプト。
JSA認定ワインエキスパート・エクセレンス JSA認定SAKE DIPLOMA
日本ソムリエ協会三重支部役員